シャーロットのおくりもの
シャーロットのおくりもの E.B.ホワイト さくまゆみこ・訳 あすなろ書房
児童文学de名著シリーズ(?)、続けます。
これ、少女時代に読みましたが、再読。
自分は食べられるために育てられてるんだということを知った時の豚の気持ちが、わかりますかっ?
「あとがき」に、「当時の児童文学にしてはめずらしく死をまじめにとりあげた作品」と書かれていますが、
長く愛されている秘訣はここですね。
少女時代は主に豚のウィルバーに感情移入して読んでいたと思いますが、大人の私はクモのシャーロットの目線で読んでしまいますね。
私にも、そろそろ夏の終わりを告げるコオロギの声が聞こえてきます。
しかし、死は忌まわしいものではないよね。
やわらかな心の少年少女だけでなく、終活なんて言葉を意識する大人にも、ぜひ。
なんてったって児童文学は、明るい希望が湧いてくるところが良い。
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