思い出のマーニー
思い出のマーニー ジョーンG・ロビンソン 越前敏弥/ないとうふみこ 訳 角川文庫
私が読んだのは角川文庫の新訳版です。
アニメ映画になりましたが、その原作です。 映画は見てないのでわからないのですが、原作とはちょっと違ってるのかな?
これ、とても良かったです。
主人公が子供だというだけで、内容はちゃんと「文学」ですね。
ファミリートラウマが癒されていく時は、こんな感じなんだろうな、と思いました。
(ファミリートラウマを日本語で「家系の因縁」っていうと、なんだか高価な壺や怪しげな祈祷師やらを連想してしまうので、西洋人のように横文字使ってます。そのうち日本でもこの言い方がメジャーになってほしい。)
子供向け、と甘く見てはいけませんね。「癒される」ってこういうことなんだ、ということがわかる。
そして、主人公と一緒に、私まで癒された心地がします。
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