人生の親戚

人生の親戚/大江健三郎/新潮社

嫌だけどつきあわなくちゃいけない迷惑な親戚のように、

人生に「かなしみ」はつきもの。

という意味みたいなんですけど…重いですか?

でも読後さわやかなんです。暗くないんです。

暗い曲も悲しい映画も嫌いな私でも、大丈夫なんです。

きっと、明るいところでオバケをじっくり観察すれば怖くない(?)のと同じ(?)で、

感傷的な包装紙をはがして「かなしみ」の正体を直視したら、

かなしみがなくなるわけではないけれど、

連れて歩きやすくなる。

そう思いました。


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