イワン・イリイチの死 クロイツェル・ソナタ
イワン・イリイチの死 クロイツェエル・ソナタ/トルストイ/光文社
う~ん、さすが文豪。これすごく良かった。
嘘がないって残酷で、でも癒されるというか、救われる。と思った。
余計な飾りを着けず「正確に」心情を語るって、出来てるようで出来てないんですね、きっと。
オーケストラの、全部の楽器の音を、なかなか聴けないようにね。
見たくない「不都合な真実」を、詳細に描写してくれてると思う。
それって辛い。
だから見て見ぬふりをしてるんだけど、それを見ないと何も解決しないんだよね。
いや、見ても解決しないんだけど、
「納得」するのだ。そしてそれによって癒されるの。
だから嘘をなくして全部明らかにするんだ、と思った。
オーケストラの、全部の楽器の音を聴くんだ。
「イワンイリイチの死」これ、もしかして医療現場の方々は必読なんでしょうか。
看取りの現場の必読書かなとおもいました。
「クロイツェルソナタ」はねぇ…
これ、たとえフィクションでも、
こんなにリアルにかかれちゃったら奥様の立場ないじゃん…。
トルストイなんて、難しいかと思いきや、読みやすくて、短くて(戦争と平和とか、長いよね)、良かった。
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